ごあいさつ

TECHNOVATION

大阪府立大学工学研究科長・工学部長 辰巳砂 昌弘
大阪府立大学工学研究科長
辰巳砂 昌弘

 

人間の生活を豊かにするための学問である「工学」が生み出す高度な科学技術は、天然資源の乏しい我が国においてとりわけ重要視され、これまで世界をリードする大きな発展を遂げてきました。工学研究科では、その科学技術(Technology)に革新(Innovation)をもたらすことを教育・研究の目標として、「TECHNOVATION(テクノベーション)」を標榜しています。また、大阪府立大学が目指す「高度研究型大学〜世界に羽ばたく地域の信頼拠点〜」の中心的存在として、革新的な研究成果、創造的な技術・研究人材をここ大阪から世界に送り出しています。

大学の使命は、教育と研究と社会貢献にあります。工学研究科では、現代の社会が直面する様々な課題を解決するために「真理の探究と知の創造を重視し、自然環境と調和する科学技術の進展を図り、持続可能な社会の発展と文化の創造に貢献する」という基本理念のもと、200名余りの多様で優秀なスタッフが、最先端の研究を続けながら高度な教育を行っています。それぞれの学問分野での教育活動を通じて、社会の変化や科学技術の著しい進歩に主体的に対応できる幅広い視野、基礎学力、柔軟な思考力を身につけた、真に社会に貢献できる技術・研究人材を育成しています。また、教育・研究のための施設も充実し、常にそれらが進化しています。

工学域は「電気電子系学類」「物質化学系学類」「機械系学類」の3学類からなっており、革新的研究や基盤的研究の礎となる科学や工学の基礎の習得を目指しています。いずれかの学類で1年間の学際的な学びを終えた後、より専門性の高い10課程が用意されています。大学院工学研究科は「機械系専攻」「航空宇宙海洋系専攻」「電子・数物系専攻」「電気・情報系専攻」「物質・化学系専攻」「量子放射線系専攻」の6専攻からなり、工学域の10課程に繋がった10分野に一つの独立専攻が加わった11分野からなっています。学域の課程と研究科の分野が直結することで、各専門の一貫教育ができる機能的なシステムとなっています。

工学研究科を巣立った多くの卒業生が実社会で活躍しており、様々な分野における技術革新に大いに貢献しています。そのため、人材輩出・研究連携の両面で、特に産業界との太いパイプが構築されています。また工学研究科が中心となって、従来の「ものづくり」に「ことづくり」を加えて新しい発想をする「システム発想型物質科学研究リーダー養成プログラム」という5年一貫の学位プログラムをスタートさせました。将来、産業界で大きな研究チームを牽引するグローバル研究リーダーを育成してまいります。工学研究科・工学域では、向学心、探究心の旺盛な皆さんをお待ちしています。