人狼知能大会とは，人狼ゲームをプレイするうえで求められる人工知能技術の発展を目的とした全国競技会である。上記 5 名は第三回人狼知能大会プロトコル部門に，チームJuN1Roとして参加した。
当チームが参加したプロトコル部門は，定型文（人狼知能プロトコル）によるコミュニケーションのみを許可した人狼知能による大会である。会話内容を機械的処理が容易なプロトコルを用いることで，プログラムエージェント同士での対戦を可能したソフトウェアシミュレーション部門となっている。
エージェント JuN1Roは予選のログを深層学習の一手法である LSTM で学習することで，人狼の予測を試みた。8月30日開催のCEDEC2017のセッション「しゃべる人狼知能～人工知能による自然言語人狼対戦」においてプロトコル部門の表彰式が行われ，JuN1Roは全国六位，学生チームの中では全国一位の好成績を収め，学生チームの中で最も将来性があるチームに贈られる学生優秀賞を受賞した。

追加情報
人狼知能プロジェクト: http://aiwolf.org
第3回人狼知能大会プロトコル部門決勝戦結果(速報)：http://aiwolf.org/archives/1613