2017年度

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2017年度(秋期) 新任教員の紹介

            マテリアル工学分野 助教     岡田 健司(おかだ けんじ)

 11月に物質・化学系、マテリアル工学分野に助教として着任した岡田健司です。2014年に大阪府立大学で学位を取得し、その後、フランスで日本学術振興会特別研究員(PD)として働いた後、大阪大学にて2年間助教をしておりました。この度、文部科学省の卓越研究員事業にて約3年ぶりに大阪府立大学に戻って参りました。これまで、主に無機ナノ材料を対象とした研究を行ってきました。中でも、近年はナノサイズの穴を持つ多孔質材料の配向薄膜に関する研究を中心に行っておりました。ナノ材料はマテリアルそのものが持つポテンシャルは高いものの、多様な分野で利用されていないのが現状です。そのため、溶液プロセスを駆使し、マテリアルそのものがもつ特性を最大限引き出すような構造形成を行うことで、応用研究への橋渡しとなる研究を行いたいと思います。他大学と比較しても大阪府立大学の学生が持つポテンシャルは非常に高いと感じており、そのポテンシャルを引き出せるように学生と真剣に向き合い、より高いレベルでの勉学や研究を促し、共に成長できるよう精一杯頑張りたいと思います。大阪府立大学が一層国際的に戦える大学になるように、教育、研究、社会貢献など頑張りたいと思いますので、よろしくお願い致します。

 

 

            知能情報工学分野 助教     増山 直輝(ますやま なおき)

 10月より電気・情報系,知能情報工学分野の助教として着任いたしました増山直輝と申します。2016年にマレーシアのUniversity of Malayaで博士の学位を取得し,2017年8月まで同大学で博士研究員として,主にニューラルネットワークを中心とした人型ロボットの計算知能に関する研究に従事して参りました。大阪府立大学では,これまでの研究内容に囚われ過ぎず,所属研究室の有する研究成果との協調を基に,柔軟な思考で新しい研究領域に挑戦して行きたいと考えています。教育に関しましては, 講義内容の実社会での応用例などを適宜紹介することで,学生が興味を持って自学自習し,研究活動に繋げていけるような指導を心がけたいと考えています。最後になりましたが,大阪府立大学の助教としての責任や役割を自覚し,先達教員の皆様の教育・研究に対する姿勢を学ぶことで,1日でも早く大学に貢献できる人材となるべく精進する所存ですので,よろしくお願い申し上げます。