2022年度

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電子物理系専攻 電子物理工学分野 播木助教の研究成果「近藤格子状態の運動量・エネルギーダイナミクスの全貌を解明」がNature Communications誌 (IF : 17.7)に掲載されました。

工学研究科 電子物理工学分野 播木助教らの研究チームは、長年の問題である近藤格子と呼ばれる量子状態の形成過程の全貌の観測に成功しました。本学で独自に開発した量子多体計算手法とスーパーコンピュータを駆使して、世界最高の分解能を誇る欧州シンクロトロン放射光研究所の共鳴非弾性X線散乱のデータを高精度解析することで、結晶中の電子が絡み合い、集団運動を形成していくダイナミクス(重い電子状態の形成)を可視化することができました。

論文の掲載先